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「不妊ルーム」物語

No.3 海外からのメール

インターネットに国境はありません。「不妊ルーム」には外国に住んでいる日本人女性からのメールも多くよせられます。これまでに、米国、ニュージーランド、オーストラリア、ギリシア、香港、シンガポール、タイなどからメールが届きました。不妊は友人に相談しにくい悩みですが、そばに友人さえ少ないであろう外国暮らしともなれば、なおのこと孤立感があると思います。一時帰国などを利用して、当クリニックに相談に来られる方も何人かありました。

シンガポールから昨年10月にメールをもらったKさんは、とても印象的な展開でした。彼女は月経困難症がひどく、シンガポールの病院で子宮内膜症を疑われ、腹腔鏡検査をすすめられていました。しかし、言葉の問題に加え、医療費も高額で、日本で検査を受けたいという内容のメールでした。11月に一時帰国するので、その際にカウンセリングを受けたいとのことでした。それから数日して、Kさんから当クリニックのFAXにシンガポールの病院のデータがたくさん送られてきました。そして、11月に当クリニックに来院され、カウンセリングのあと、当クリニックで腹腔鏡検査をお願いしている病院の紹介状をお渡ししました。この病院は腹腔鏡検査がとても有名なところで、検査まで4ヶ月待ちでした。また、このときのKさんは、月経困難症のピークで、私が鎮痛剤を処方して帰っていただきました。彼女は今年の3月に再び一時帰国して、腹腔鏡検査をおこなうはずでした。ところが、3月に入って彼女からメールがありました。

 「実は生理がまだ来ていません。あまり期待しすぎないようにとは思っているのですが・・・。 自分で妊娠検査薬を購入し、先ほど試してみました。確認ラインより薄いのですが、ラインが出ています。」という内容でした。それから1週間ほどして、彼女が再度一時帰国し、当クリニックに来院しました。尿検査で妊娠反応を調べたところ、はっきりと陽性反応がでました。そして、急遽別の産婦人科の先生を紹介し、妊娠を確認していただきました。結局、彼女の腹腔鏡検査はキャンセルとなりました。子宮内膜症にはいろいろな治療法がありますが、妊娠が最善の治療法です。しかし、その妊娠が難しいのがつらいところなのです。この方は私が直接治療したわけではありません。しかし、メールでアドバイスをおこなってきました。それが心の支えになったと言われました。

最近では、新幹線を利用して新潟県から当クリニックに通院されている方もいて、私も正直なところ、少々プレッシャーも感じています。

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≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院

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