不妊用語集

●オピニオン 【3つの検査】

●不妊ルームはこう考えます

 不妊症の原因を調べるための検査は、数え上げたらきりがありません。男性は精液検査がほとんど唯一の検査であるのに対して、女性側の検査が非常に多岐にわたるからです。子宮の状態はどうか、卵巣は、卵管の通過性は、頭から卵巣を刺激するホルモンの数値はどうか、精子と子宮の相性はどうかなどなど、数え上げたら本当にきりがありません。

 しかし、私は不妊症の検査は、重要なものは「3つ」と考えています。男性1つ、女性2つです。男性の検査はいうまでもなく精液検査であり、この検査で異常が認められなければ、もはや男性の出番は無いといっていいでしょう。一方、女性の大切な2つの検査とは、子宮内腔の状態と、卵管の通過性を調べる「子宮卵管造影検査」と、基礎体温表を参考におこなう「ホルモン値の検査」です。

 「不妊ルーム」における経験からいえば、この3つの検査をおこない、全く異常がみられなかったカップルが、それ以上の検査をおこなって、不妊に関する新たな所見が得られることは少ないです。この3つの検査で異常がみられないカップルは、「不妊ルーム」でフォローアップした場合、高い確率で妊娠に至っています。もっとも、女性の年齢と、それまでのカップルのバックグラウンドが影響することは、言うまでもありませんが。

 不妊治療に本格的にエントリーする前に、この「3つの検査」をおこない、特に異常が認められなければ、クールダウンして、今後のことを考えることが大切です。また、一旦不妊治療から離れ、自分たちでタイミングをとることも不妊治療と考えてください。

 自分たちの”妊娠力”を信じ、そして、たとえば、半年~1年たっても妊娠に至らないというのであれば、不妊治療(タイミング法排卵誘発剤などから)にエントリーすることも有効かもしれません。

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