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不妊用語集

●妊娠の基礎知識 【子宮内膜症とチョコレート嚢腫

子宮の内膜組織が卵巣や骨盤腹膜など、子宮以外の場所に発育増殖する病気です。月経周期に一致して増殖、出血、再生を繰り返し、強い月経痛や月経過多がみられます。

不妊で悩む女性の3分の1に子宮内膜症が認められ、子宮内膜症の患者の半数が不妊で悩んでいるといわれるほど、子宮内膜症は不妊と密接に関連した病気です。近年、初経年齢の低下、出産の年齢の上昇に加え、出産回数の減少により、子宮内膜症は、増加傾向にあります。

子宮内膜症により卵巣内に子宮内膜が移植、増殖すると、月経が起こるたび卵巣内で出血して血液がたまり、袋状になったものをチョコレート嚢腫といいます。子宮内膜症が進行すると、周囲の臓器との癒着を招くこともあります。

妊娠が最善の治療(月経がなくなるため)なので、人工授精や体外受精を治療としておこなう医師もいます。妊娠を期待しないのであれば、ダイナゲストという黄体ホルモン製剤や、ルナベルという低用量ピルを使います。一昔前のダナゾールという男性ホルモン製剤は、副作用が強く、最近はあまり使われません。偽閉経療法といって、4~5週毎にGnRH-a製剤の注射、あるいは点鼻剤を使用し月経を止める偽閉経治療も半年を限度に行われます。

(大牟田天領病院婦人科部長 吉田 耕治先生監修)

●不妊ルームはこう考えます

子宮内膜症という病気は、月経が来ないような状態であれば、よくなっていくわけです。したがって、子宮内膜症の治療として、黄体ホルモン製剤を投与したり、偽閉経療法といって一時的に女性のホルモンバランスを閉経後の状態にして、排卵・月経を止める治療がおこなわれています。しかし、こうした治療をおこなっている間は、排卵もありませんから、妊娠は期待できないということになり、女性にとって大変辛いものがあります。

こうした中でより妊娠しやすくし、子宮内膜症も治療する方法として、最近よくおこなわれているのが腹腔鏡による治療です。腹腔鏡で観察しながら、子宮内膜症による癒着などを剥離し、腹腔内洗浄をおこなうということによって、妊娠の可能性を高めるわけです。

子宮内膜症の女性のチョコレート嚢腫が、妊娠して子供を産んだ後に消えてしまったなどということは、なんらまれなことではありません。妊娠期間中は月経がありませんから、子宮内膜症の最善の治療は妊娠と言われるわけです。

「不妊ルーム」にも子宮内膜症で悩んでいる方が、たくさん相談に来られます。私はこうした方々の相談を受けた際には、そのカップルがどのような治療を望むかによって、医療機関の紹介先を決めることにしています。

それは、体外受精などの高度生殖医療に力を入れているところでは、腹腔鏡は卵巣への負荷になると考え、腹腔鏡に消極的な医師もいるのです。自然妊娠や、それに近い妊娠を望むというのであれば、腹腔鏡による治療は、子宮内膜症の有効な手段といえると思います。

妊娠の基礎知識

子宮内膜症とチョコレート嚢腫についてご説明いたします。子宮内膜症とは子宮の内膜組織が卵巣や骨盤腹膜など、子宮以外の場所に発育増殖する病気です。当院では不妊症で不妊治療を受けている方には、妊娠に近づくための適切なセカンドオピニオンをお話しします。子宮内膜症など不妊治療のカウンセリングはこまえクリニックへ。不妊用語集では子宮内膜症の他にもクラミジア感染症や高プロラクチン血症など様々な用語についてご説明しています。

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