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不妊用語集

●妊娠の基礎知識 【クラミジア感染症】

クラミジア・トラコマチスによって起こる感染症で、性行為感染症(STD)の1つです。卵管炎や子宮頚管炎を起こし、卵管閉塞、狭窄など卵管性の不妊の原因となります。腹腔内へと感染がひろがると、腹腔内の癒着や、骨盤腹膜炎などを引き起こします。

卵管閉塞が両側におこれば、通常の自然妊娠はもとより、人工授精をおこなっても妊娠を期待することはできません。

クラミジアに感染、発症すると、男性は排尿時の痛みや尿道のかゆみや排膿、女性は腹痛や不正性器出血・腟炎などの症状が出ることがあります。

抗生物質(テトラサイクリン系、マクロライド系、ニューキノロン系など)を1?2週間ほど服用すれば治るのですが、女性の感染者の3人に2人までが感染時に症状が見られないため、本人が気づかずに放置し、不妊の原因をつくってしまうのです。また、他人に感染させることも少なくありません。

クラミジアの感染者は非常に多く、妊娠を希望している女性の10人にひとりといわれるほど蔓延しています。不妊症の原因としても重要な位置を占め、不妊治療においては、クラミジア感染のチェックは必須です。

(大牟田天領病院婦人科部長 吉田 耕治先生監修)

●不妊ルームはこう考えます

この感染症の特徴は、風邪、インフルエンザなどと異なり、感染しても、男性にも女性にも、自覚症状がほとんどの場合認められないことです。

クラミジアは女性の身体の中で、感染後静かに悪さをしていきます。一番問題となるのはクラミジアが卵管にたどり着いて、そこで炎症、すなわち卵管炎を引き起こすことです。またSTD感染の性質上、感染を何度も繰り返すことが卵管閉鎖の原因になるといわれています。この炎症および治癒を繰り返す過程で、卵管に通過障害が引き起こされ、ひどい場合には卵管が閉塞してしまうのです。

「不妊ルーム」では、最初にクラミジアの検査をおこないますが、クラミジアIgAと、クラミジアIgG、両方を測定します。クラミジアIgAが陽性であれば、現在感染していることを示し、IgGが陽性であれば、過去に感染の既往があったということを示しています。

「不妊ルーム」でのクラミジアの治療は、月経開始直後から、ご夫婦同時に同じ抗生物質(クラリスロマイシン:マクロライド系)を2週間服用してもらいます。

そして、現在感染している女性は治療終了後に、過去に感染の既往がある女性は速やかに子宮卵管造影検査を依頼し、卵管の通過性を確認します。

夫婦同時に薬の服用の必要があるのは、片方だけを治療すると、再び夫婦間で感染がおこり、感染を繰り返すことになります。こうした感染はピンポン感染と呼ばれます。また、薬の服用を生理開始直後におこなうのは、その周期に妊娠も期待してもらうためでもあります。

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