「妊娠しやすいカラダ」インタビュー「妊娠しやすいカラダ」インタビュー
(10) 精液検査と子宮卵管造影検査

聞き手:男性の検査ですね。男性は男性バージョンが他にありますか?

放生:精液検査だけと考えていいと思います。ですから、要するに、大切な検査は3つしかなくて、基礎体温表をつける、これは検査だと思う。自分でできる検査だと思う。 男性側は精液検査を受ける。女性側で一番大切な検査は、子宮卵管造影検査ですね。極論すると検査は、この3つだと思いますね。

聞き手:はい。

放生:すこし説明しておきます。基礎体温表により、自分の状態をあるていど、自分で把握できます。それから、精液検査はどれだけその重要性を強調しても、し過ぎることはありません。一昔前は、子供ができないのはみんな女性が悪いという時代が続きましたが、僕の印象としては、不妊の原因は男女ほぼ半々なのです。本当にそう思います。

そう考えた場合、女の人は検査したらきりがない。つまり、子宮は?、卵巣は?、卵管は? 頭からのホルモンは? 精子と子宮内膜の相性は?、、、ときりがないのです。そして、いろいろと検査をしても、3割くらいは結局、「原因がわかりませんでした」という、原因不明の機能性不妊という診断になってしまいます。どれだけお金と時間をかけてもです。その一方で男の人は、1回精液検査をして異常がなければ、「あなたは何の異常もありません」と太鼓判です。これだけ簡単で、1回で結果が出てしまうわけですから、不妊治療をまず考えた段階で、それはすごく重要だと思う。唯一無二の検査で、ほとんどの情報が出てしまうわけだから。

聞き手:消去法としては、ここをクリアすれば、あとは女の人を調べればいいということになりますね。

放生:そう、まさにその通りです。精液検査に異常がなければ、あとの検査は全部女性ということです。それで、女の人には多くの検査があるけれど、僕は何よりも大切なのが、子宮卵管造影だと思います。それは本にも書きました。なぜかというと、唯一通過性を画像情報として見ることができる検査なのです。ところが、通水とか通気とかにしてしまう。

 さらに言えば、子宮卵管造影をすると、それから半年間、とくに最初の3ヶ月間は、妊娠しやすくなります。そういうことを考えると、画像診断として十分な情報が出るのみならず、さらに治療的側面が強い検査と考えたら、筆頭と言ってもいい検査なのです。それ以外に普通どこの婦人科でもおこなう内診と超音波検査があります。精液検査もやらずに、女性側だけを治療する婦人科医もたいへんに多いという事実もあります。子宮卵管造影は有効な検査ですが、この検査の問題点は、設備がない医療機関が多いということです。つまり、町中には何々レディースクリニックが沢山あります。ところがほとんど設備がないのです。なぜかというと、子宮卵管造影検査は設備的に大がかりになってしまう。その結果、設備が無くできないため、通水、通気などで済ませてしまうことになる。

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