SPA!・2004年7月13日号

不妊に悩むカップルは多く、不妊治療がブームともいえる状況だが、こまえクリニックの放生勲院長は「ネットで不妊症に関する情報が簡単に得られることも大きい」とその背景を説明する。つまり、素人が断片情報を独自に組み立て“不妊症のような気分”になり婦人科を受診、不妊症との診断を受けて検査から治療へという「ネガティブな連鎖」にハマりこむケースが多いというのだ。

同クリニックのカウンセリングでは、この“不妊症のような気分”を、「リセット」することで「本来備わっている妊娠力を正常に発揮できるようにする」のだという。つまり現状は、子供のできない状態を指す“不妊”と、その状態(不妊)の改善に医学的な治療が必要な場合を指す“不妊症”という言葉が混同されているというのだ。これは、同クリニックを訪れ、妊娠を実現した399人(6月26日現在)のうち、7割程度がすでにほかの病院などでの不妊治療を経験していた、という事実が示していることでもある。

そして放生氏は、「EDの9割がメンタルな原因を持つとされるように、夫婦間のメンタルなリレーションシップは妊娠に関しても重要なファクター」だと指摘、さらには「そこへ行けば健康なカップルでも不妊になると冗談が言われるくらい不妊治療の待合室には独特の雰囲気がある」とも。高度化し続ける不妊治療だが、今こそこういったメンタル面のケアが見直されるべきなのだろう。

放生勲●1960年生まれ。こまえクリニック院長。カウンセリングにより多くの不妊夫婦の妊娠を実現する。著書に『妊娠力』などがある

カウンセリング
カウンセリングのご予約はこちらからどうぞ  匿名による無料メール不妊相談を受付中です  お問合せはお気軽にどうぞ

△ページの先頭へ戻る